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王妃の館

先日、観てきた宙組の「王妃の館」の感想でも書いてみようかな?

 

浅田次郎さん原作の小説を、宝塚で舞台化しました。

 

映画版の北白川右京さんは、水谷豊さんでしたが、

 

宝塚版は、朝夏まなとさん。

 

どんな話になるのか興味津々でしたが、

 

原作本を読んで予習バッチリで行ってきましたよ。

 

 

光ツアーと影ツアーのダブルブッキングのパリ旅行。

 

登場人物を絞って、さらに主人公北白川さんが描くルイ14世の物語は、

 

亡霊という形で登場。

 

これが、なかなか楽しくて・・・

 

一番心奪われた役は、オカマのカリヨン。

 

超かわいいの。

 

元々女性のタカラジェンヌさんが、男役をしていて、

 

更にオカマを演じるという、

 

何層も重なったところで演じる素晴らしさ。

 

 

しかし、タカラヅカというところは、フランスが好きよね。

 

ベルサイユ宮殿が出てくる話をしたら、とりあえず纏まるのかもね。

 

確かに、豪華な衣装やセットが出てくると楽しいのよね。

 

 

原作で大好きだった、太陽王のお抱え料理人ムノンの話は端折られ、

 

ディアナとプティ・ルイの話も端折られ・・・・・

 

ま、仕方ないけど。

 

原作は、北白川さんが描く太陽王の話がメインに感じたけど、

 

タカラヅカは、ツアーの方がメインだった感じ。

 

仕方ないとは言え、ちょっと寂しかったわ。

 

なんせ原作本の太陽王関連の話は、号泣しながら読んだからね。

 

 

娘への深い愛を料理で表現するムノンと、その料理を食べる太陽王

 

運命により愛を注げなかった太陽王の子、プティ・ルイもまた、

 

母であるディアナへの愛を料理で表現する料理人からの施しで生きてる。

 

寂しい親子は、それぞれ太陽として生きてる。

 

フランスを照らす太陽王である、ルイ14世と、

 

月の女神ディアナを照らす小さい太陽プティ・ルイとして。

 

光輝く太陽として生きる二人の孤独がたまらなく寂しかったわ。

 

それでも、太陽として輝き続ける強さがあって、

 

大好きな話だったんだけどねえ。

 

タカラヅカでは全く取り上げられませんでしたね。

 

 

しかしながら、コメディだし、ハートウォーミングだし、

 

とても楽しめる作品だと思いました。

 

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ピンクのスーツが朝夏まなとさん扮する北白川右京さん、

 

右が太陽王、真風涼帆さん